Japanische Klassiker mit Furigana
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ゆきやなぎ
雪柳
泉 鏡花
Lesen Sie 雪柳 (ゆきやなぎ) von 泉 鏡花 (いずみきょうか) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 45.054 Zeichen · 90 Bildschirme
いや、これは串戯よ。船はちゃんころでも炭薪ゃ積まぬというのが唄にもある。こんな小さな家だって、これは譬えば、電気の釦だ。捻る、押すか、一たび指が動けば、横浜、神戸から大船が一艘、波を切って煙を噴くんだ。喝!」
と大きな口をあけながら、目を細く、頻に次の間を頤で教えて、目顔で知らせて、
「お茶を早くよ。」
貧しい盆に茶碗をのせて、気候は、そんなだのに、もう白地の浴衣です。髪だけは艶々と島田に結っていました。色の白い吃驚するほど人柄な、その若いのが、ぽッと色を染めて、黙って手をついた頸脚が美しい。
「きみ、小山、今度の妻だよ。」
その時、ついた手が白く震えた。
「冬というよ、お冬です。こりゃ親しい同県人だ。――お初に、といわないかね。」
「お初に。」
といった時、耳まで紅く染まった。それなり襖の影へ消えました。私は一息に空腹へ飲んだのですが、それは茶ではないのです。冷水に、ちらちらと白いものが浮かしてある、香煎は色がありましょう、あられか、菓子種か、と思ったのが、何と、志は甘かった、が、卯の花が浮かしてあったんです。毒にはなりますまい、何事もなかった処を見ると、枸杞の花だったかも知れません、白く、細かくて、枸杞は薬だといいますから。