Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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わたしのしごと しょうこうのしごと

青帛の仙女

上村 松園

Lesen Sie 青帛の仙女 (わたしのしごと しょうこうのしごと) von 上村 松園 (うえむらしょうえん) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 28.693 Zeichen · 68 Bildschirme

Aozora Bunko

考えてみますると私の母も、絵は好きだったものらしく、それが私に伝わっているのかも知れません。私がまだ子供の時分、私はよく母にねだりまして絵草子を買って貰いましたが、私がねだらなくとも、よく自分から買ってきまして、私に与えて下さいました。また、その頃四条の通りに夜店の古本屋が出て居りましたが、その中から絵の手本のようなものを時々見受けてきて、私に与えて下さいました。そして、たまたま、雨の降っている静かな晩など、私と姉が外から帰ってきますと、母が一人で机に向かって、一心にその手本を写している事が時々ございました。

大体、母の父、私の祖父という人が、美術が好きであったらしく、私が六つの時亡くなりましたが、商用で長崎などに行きますと、よく皿とか壺とかそういう美術品を買い求めてきた事を子供心に覚えて居ります。

私は、絵の勉強の傍ら、先に申しました絵の手ほどきの野村先生が儒者であった為か、漢学が何となく好きで、私が二十位の頃、松年先生の御了解を得まして、幸野楳嶺先生の塾で勉強致して居りましたが、楳嶺先生の御紹介で、衣の棚の市村水香先生の漢学塾に通いまして、『左伝』