Japanische Klassiker mit Furigana
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おんぱのさつじん
音波の殺人
野村 胡堂
Lesen Sie 音波の殺人 (おんぱのさつじん) von 野村 胡堂 (のむらこどう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 15.399 Zeichen · 30 Bildschirme
岡崎と鳥子の言い分
事で容疑者にするわけには行くまい」
「だが、新聞種には面白いな」
「その新聞に出したものか何うか考えて居るよ、長い間若菜を憎み通していたから、発作的に気が変になって、身に覚の無い事を名乗って出たんじゃあるまいか、そうだとしたら、気の毒だね」
「博士は本当に昨夜研究室を出なかったのかい」
「それは間違いの無いことだ、音響殺人が不可能なよりも、博士が研究室を脱出す方が不可能だ」
研究室内の明るさ、窓の高さ、絶えず操作を要する機械――等のことを考えると、あの部屋を脱出すことは、どう考えてもあり得ないことです。
「夕刊が済んだら、もう一度行って見よう」
「そうしようか」
二人は長大な原稿に取りかかりました。
岡崎と鳥子の言い分
代官山の若菜の家には、遠い親類や、楽壇の知友達が入れ代わり立ち代り来ましたが、日頃良い付き合をしていなかったのと、「変死」ということが頭にこびり付いて居るので、皆んな言い合せたようにさっさと引揚げ、結局、掛り合いになった藤井薫と、岡崎敬之助と、レコード会社の二三人が、何から何まで世話をしなければなりませんでした。
千種十次郎と早坂勇は、大勢の新聞記者達と一緒に、手伝うような、邪魔をするような、不得要領な動き方をして、鵜の目鷹の目で「種」