Clásicos japoneses con furigana
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たんていしょうせつのなぞ
探偵小説の「謎」
江戸川 乱歩
Lee 探偵小説の「謎」 (たんていしょうせつのなぞ) de 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.
N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 119.820 caracteres · 235 pantallas
つまり罪悪を行うのである。嘘をつくことからはじめて、だんだん重い罪へと進むが、後光は消え失せない。もっと重い罪を、もっと重い罪を、これでもか、これでもかと、おそろしい罪悪を重ねて行くという話。……この人の小説はもっと読みたいと思っている。
話がわき道にそれたが、エイメの「第二の顔」は変身願望の裏返しだが、上記の荒筋ではわからぬけれども、変身の魅力についても語っている。裏返しにせよ、変身願望と無縁の作者には、こういう小説は書けないわけである。
化けたい望み。それがいかに普遍的のものであるかは、化粧という一事を考えてもわかる。化粧とはすなわち軽微なる変身だからである。私は少年時代、友達とお芝居ごっこをして遊んだが、女の着物を借り、鏡の前で、化粧するときの、一種異様の楽しさに、驚異をすら感じた経験がある。俳優というものは、この変身願望を職業化している。一日中に幾たりの別人に生れ変ることであろう。
探偵小説の変装というものが、やはり、この変身願望を満足させる役割を果たしている。トリックとしての変装は、今日ではもうほとんど興味がなくなっているが、変装それ自体には、やはり魅力がある。