Clásicos japoneses con furigana
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ぼくとうきだん
濹東綺譚
永井 荷風
Lee 濹東綺譚 (ぼくとうきだん) de 永井 荷風 (ながいかふう) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.
N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 57.666 caracteres · 114 pantallas
然し新聞も雑誌も新刊書も、手にする習慣がないので、わたくしは初めての出掛けには、手に触れるがまま依田学海の墨水二十四景を携えて行った。
長堤蜿蜒。経二三囲祠一稍成二彎状一。至二長命寺一。一折為二桜樹最多処一。寛永中徳川大猷公放二鷹於此一。会腹痛。飲二寺井一而癒。曰。是長命水也。因名二其井一。並及二寺号一。後有二芭蕉居士賞レ雪佳句一。鱠二炙人口一。嗚呼公絶代豪傑。其名震レ世。宜矣。居士不二過一布衣一。同伝レ於レ後。蓋人在下所二樹立一何如上耳。
先儒の文は目前の景に対して幾分の興を添えるだろうと思ったからである。
わたくしは三日目ぐらいには散歩の途すがら食料品を買わねばならない。わたくしは其ついでに、女に贈る土産物をも買った。此事が往訪すること僅に四五回にして、二重の効果を収めた。
いつも鑵詰ばかり買うのみならず、シャツや上着もボタンの取れたのを着ているのを見て、女はいよいよわたくしをアパート住いの独者と推定したのである。独身ならば毎夜のように遊びに行っても一向不審はないと云う事になる。ラディオのために家に居られないと思う筈もなかろうし、又芝居や活動を見ないので、時間を空費するところがない。