Lectura en japonés

Clásicos japoneses con furigana

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Lee clásicos japoneses en línea con furigana. Filtra por nivel JLPT, toca una palabra para ver el significado y traduce una frase.

ざっきょかぞく

雑居家族

壺井 栄

Lee 雑居家族 (ざっきょかぞく) de 壺井 栄 (つぼいさかえ) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.

N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 140.106 caracteres · 283 pantallas

Aozora Bunko

――もののわかったしゅうとめなんですけどね、それでも嫁となれば、何かしら遠慮なんですよ。バカな話ですけどね。でも、ぽかっと一度に三千円出てゆくなんて、うちの支出ではほかにありませんもの。これがあったら子供の洋服でも靴でも買ってやれるのにと思うと、わたしひとりがぜいたくしてるようで、つい三度の二度は内しょにしますの。――

だからそんなときお隣りの奥さんは口実に苦労する。会社の連中と一しょの奥様同伴の日帰り旅行だといって出かけて、夜おそく貧血をおこしたといってごまかしたりせねばならないのだった。

――女って、どこまでかわいそうにできてるんだろうね、まったく……

安江がそういってためいきをしたこともあった。その安江にさえも、浜子のこととなると、音枝はうちあけられないでいる。浜子がどんな顔をして帰ってくるだろうと思うと、そんなあとの隣りの奥さんのあおい顔色を思い出し、音枝は気が気でなかった。

二日たった。浜子はまだもどってこない。用たしのような顔をして出かけようとする音枝に、安江はきげんよく、

「浜ちゃんは?」

「出かけたわ。」

「そう。よく仕事があるね。いいかげんで音をあげるかと思ったけど、ま、あれはあれでいいよ。