Lectura en japonés

Clásicos japoneses con furigana

ja-reading.com

Lee clásicos japoneses en línea con furigana. Filtra por nivel JLPT, toca una palabra para ver el significado y traduce una frase.

だらくろん(ぞくだらくろん)

堕落論・日本文化私観 他二十二篇

坂口 安吾

Lee 堕落論・日本文化私観 他二十二篇 (だらくろん(ぞくだらくろん)) de Sakaguchi Ango (坂口 安吾) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.

N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 84.198 caracteres · 171 pantallas

Aozora Bunko

でないとも限らない。

そして私がこの日録を発表するのは、批評家の忖度する作家の意図に対して、作家の側から挑戦するというような意味ではないので、挑戦は別の場所で、別の方法でやります。

平野君からの注文は「戯作者文学論」というので、私は常に自ら戯作者を以て任じているので、私にとって小説がなぜ戯作であるのか、平野君はそれを知りたかったのではないかと思う。

私が自ら戯作者と称する戯作者は私自身のみの言葉であって、いわゆる戯作者とはいくらか意味が違うかも知れない。然し、そう、大して違わない。私はただの戯作者でもかまわない。私はただの戯作者、物語作者にすぎないのだ。ただ、その戯作に私の生存が賭けられているだけのことで、そういう賭の上で、私は戯作しているだけなのだ。

生存を賭ける、ということも、別段、大したことではない。ただ、生きているだけだ。それだけのことだ。私はそれ以上の説明を好まない。

それで私は、私の小説がどんな風にして出来上るか、事実をお目にかける方が簡単だと思った。ところが、私は、とても厭だったのは、この「女体」四十二枚に二十日もかかって、厭に馬鹿馬鹿しく苦吟しているということだった。