Lectura en japonés

Clásicos japoneses con furigana

ja-reading.com

Lee clásicos japoneses en línea con furigana. Filtra por nivel JLPT, toca una palabra para ver el significado y traduce una frase.

たんていしょうせつのなぞ

探偵小説の「謎」

江戸川 乱歩

Lee 探偵小説の「謎」 (たんていしょうせつのなぞ) de 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.

N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 119.820 caracteres · 235 pantallas

Aozora Bunko

前身の商人として住んでいたフラットのある同じ建物の一室を借りて、別の名でそこに住み、自分の細君を恋仕掛けでわがものにしようとする。自分の前身、つまり細君の夫は、この世に存在しないのだから、文句をいわれる心配はない。結局は結婚して、もとの自分の家庭におさまるという計画である。どう考えてみても、そのほかに、仕様も模様もないのである。

そこで、自分自身の妻に、別人として、再度の恋愛をするという、奇怪な境涯に入る。これがやはり、旧作「一人二役」や「石榴」において、私が最も興味を持った境涯なのである。彼の細君は美人で、少々浮気者だったので、この計画は意外にたやすく成功する。成功したときの何ともいえない変な気持。自分の妻が不義をしている。しかも、その相手が自分自身なのである。美青年としての喜びと、五十歳であった前夫としての憤りとが混淆するのである。

この不義の恋愛は、子供や隣人の前では、やれないので、自然二人は申し合せて外出する。それが度重なるうちに、ある日、親友の詩人に、二人が手を組んで歩いているところを見られてしまう。詩人のこの時の表情がすべてを語っていた。