Clásicos japoneses con furigana
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たんていしょうせつのなぞ
探偵小説の「謎」
江戸川 乱歩
Lee 探偵小説の「謎」 (たんていしょうせつのなぞ) de 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.
N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 119.820 caracteres · 235 pantallas
この種の人々は犯行後、荘厳ともいうべき心理的喜悦を味わうのであるが、かかる喜悦そのものが彼らの報酬であり、さらに彼らの精神をささえる支柱ともなるのである。
『この世のあらゆる体験のうち、殺人のごとく驚異すべき体験がほかにあるであろうか。いかなる科学、哲学、宗教の魅力も、この最大の罪のもつ神秘と危険と勝利感にくらべることはできない。この深刻なる罪の前にはすべてのものが児戯に等しいのである。』
しかし、それにもかかわらず、この先天的殺人者は大探偵ガンスの明智の前にはかなくもやぶれ去ったのであるが。
この種の犯罪者は不思議にもきまったようにニイチェの愛読者である。ラデックにはそういう説明が加えられてないが、ディラード教授とペンディーンについては、作ははっきりとニイチェを引き合いに出している。ペンディーンの場合はさらにド・クインシーの「芸術としての殺人」の影響が感じられる。彼は明らかにそういう芸術家の情熱をもって全生涯を犯罪にささげた男である。
さらにいうならば、ラデックにもディラード教授にもペンディーンにも実験的殺人の心理ともいうべきものが内在していることを見のがすことができない。