Clásicos japoneses con furigana
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うんせききこう
柳宗悦 民藝紀行
柳 宗悦
Lee 柳宗悦 民藝紀行 (うんせききこう) de 柳 宗悦 (やなぎむねよし) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.
N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 133.050 caracteres · 276 pantallas
膚はなめたように病的である。絵の拙さ俗さ、形の弱さいじけさ、そうして色の薄っぺらなこと、どこにも取り柄がない。近くに報恩寺の窯がある。宍道湖畔にただ一つさびしく建っていて、今は親子二人水入らずで働いている。そこではほとんど粗陶器ばかり作る。だがこんな窯の方にこそまだ作物に命が残っている。へまな人間の智慧で意匠をこらすようなことをかえって知らないからである。そこでは自然が味方をしている。
出雲は不昧公の出雲である。公の存在は出雲の地理をかえ、人間をかえ、習慣をかえ、工藝をかえた。石見には見られない多数の雅器がこの国に起こったのも理由がある。楽山の如き布志名の如き皆彼の翼の下で養われた。だがその茶道から生れた出雲の焼物で一つ特筆すべき面白いものがある。土地の人はそれを「呉須茶碗」とか「ぼてぼて茶碗」とか呼ぶ。遠く伯耆や因幡にもおよんで「五郎八茶碗」ともいわれる。古いものは主として緑青か白の失透釉を用いたが、後には宝珠の玉の模様を入れ、色も黄色のが多い。時として無地天目のものも見かける。普通の茶の湯に用いるのではなくササラのような茶筌で茶の花をたて、御飯やら煮豆やら漬物等を少し入れて飲むのである。