Clásicos japoneses con furigana
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ひとうとうこうき
比島投降記
石川 欣一
Lee 比島投降記 (ひとうとうこうき) de 石川 欣一 (いしかわきんいち) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.
N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 68.333 caracteres · 134 pantallas
ジャップ
しかるに何故これが、一度他国人に対すると全然失われ、野蛮なことが行われたのだろうか。もちろん米国人は勝利者としていい気持であり、自然気持も大まかに、ゆたかになっているのだともいえよう。しかし、いわゆる大東亜戦争の初期にあっては、日本人は勝利者であった。あるいは戦争だけの勝利者で、精神的、人道的には徹頭徹尾敗北者であったのかも知れない。
ジャップ
食事が終ってテントを出ると、そこにドラム缶が数個並んでいる。第一のには重油が燃えていて、これに食い残しの食品を出来るだけ丁寧に、そそぎ込む。火力は強く、ザワクラウトのように水分の多いものでも、片端から燃えてしまう。次の二つの缶には石鹸水が煮立っていて、食器をこれにひたし、長さ一尺五寸位の刷毛でこする。これを二回繰返した上で、最後はただの熱湯でゆすぐと、食器はきれいになり、湯があついのでカラカラに乾燥する。次の食事時間までそれを太陽にてらし、風に吹かせておくのだから、実に清潔なものである。
食事を済ませて一服してから、我々は仕事にとりかかった。簡単なタッギングだから直ぐ終り、ジープで送って貰ってラロに帰った。