Clásicos japoneses con furigana
ja-reading.com
Lee clásicos japoneses en línea con furigana. Filtra por nivel JLPT, toca una palabra para ver el significado y traduce una frase.
みなもとよりとも
源頼朝
吉川 英治
Lee 源頼朝 (みなもとよりとも) de 吉川 英治 (よしかわえいじ) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.
N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 306.118 caracteres · 613 pantallas
「嘆きはしません。もし、ご病気か何ぞで、もはや世に亡いものなれば、世を果てたと、お教えください」
「そういう事がないにしても、なお世にあるお方と、あなたがそう恋い慕われるのは、お察しはできるが、おまちがいでしょう」
「……まちがい?」
「牛若どの、乙若どの、今若どの――そう三人の和子が生命を守り終って、母としてなされる苦患も務めをも成し果たされた日から――常磐どのは恐らくご自身でも、すでに世にない身ぞと思い極めておいでではなかったでしょうか」
「…………」
「世間はみなそうお察しして、陰ながらわれわれまでも、美しき前世のお方よ、と密かに称えているのです。――その後、誰の妻になったであろうとか、幾人の子を生したであろうとか、そんな噂はあっても、別人の事としか聞かれませぬ。他人ですらそう思っておりますのに。……御曹子、それでもなお、あなたは強って、もう一度、生ける人にひき戻して、敢ないお苦しみをそのお方にかけたいと思いますか」
三
測らぬ人に行会って、測らぬ想いは義経の胸に増していた。
その公朝と熱田で別れ、彼は京都へと上貢の旅をつづけていた。
雨の日が多く関ヶ原あたりの河川は氾濫し、旅程は、おくれがちだった。