Clásicos japoneses con furigana
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がらすどのうち
硝子戸の中
Lee 硝子戸の中 (がらすどのうち) de Natsume Sōseki (夏目 漱石) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.
N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 52.702 caracteres · 105 pantallas
その希望が、「どうせ解りゃしません」という簡単な彼の一言で、みごとに粉砕されてしまって見ると、私はわざわざ浅草まで行く必要がなかったのだと、自分を考えない訳に行かなかった。
これはもう一二年前の古い話であるが去年の秋またある学校で、どうしても講演をやらなければ義理が悪い事になって、ついにそこへ行った時、私はふと私を後悔させた前年を思い出した。それに私の論じたその時の題目が、若い聴衆の誤解を招きやすい内容を含んでいたので、私は演壇を下りる間際にこう云った。――
「多分誤解はないつもりですが、もし私の今御話したうちに、判然しないところがあるなら、どうぞ私宅まで来て下さい。できるだけあなたがたに御納得の行くように説明して上げるつもりですから」
私のこの言葉が、どんな風に反響をもたらすだろうかという予期は、当時の私にはほとんど無かったように思う。しかしそれから四五日経って、三人の青年が私の書斎に這入って来たのは事実である。そのうちの二人は電話で私の都合を聞き合せた。一人は鄭寧な手紙を書いて、面会の時間を拵えてくれと注文して来た。
私は快よくそれらの青年に接した。