Classiques japonais avec furigana
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ちゅうせいのぶんがくでんとう
中世の文学伝統
風巻 景次郎
Lisez 中世の文学伝統 (ちゅうせいのぶんがくでんとう) de 風巻 景次郎 (かざまきけいじろう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 115 977 caractères · 230 écrans
二年余りかかって弘安元年十二月に奏覧を終えた。『続拾遺和歌集』がそれである。その後為氏は弘安九年に六十五を以て薨去した。正二位権大納言。為世はこの間父のもとで蔵人頭から参議に進み後宇多朝の内政にまで与ったのであって、華やかであるとともに大覚寺統の人として世に出たのであった。
その後数年、正応六年(永仁元年)八月に、持明院統の伏見天皇の御即位後間もなく、その御考によって二条為世・京極為兼・飛鳥井雅有・六条隆博(『続古今』撰者の一人行家の子)の四人を召し、撰集の御企てがあったが、四人の意見が衝突してついにまとまらなかった。為兼は伏見帝の御代から持明院統に特に親近し奉ったのであって、為世の向うを張って、撰者に重用されたのだった。なかなかの人物で政治にも画策したため、陰謀の疑いをうけて永仁六年三月佐渡に流され、七月天皇も御譲位になったので、撰集の沙汰は全く有耶無耶に終ってしまった。天皇はもちろん御代の中に勅撰集がなくて終ったことを非常に遺憾と思われ、
わが世にはあつめぬ和歌の浦千鳥むなしき名をやあとに残さん
と詠じ給うたことが、『増鏡』浦千鳥の巻に見えている。