Classiques japonais avec furigana
ja-reading.com
Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
ちゅうせいのぶんがくでんとう
中世の文学伝統
風巻 景次郎
Lisez 中世の文学伝統 (ちゅうせいのぶんがくでんとう) de 風巻 景次郎 (かざまきけいじろう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 115 977 caractères · 230 écrans
十四
がまた錯乱を修正して翌至徳元年(元中元年)十二月に奏覧ということになった。かくて最後の完成は至徳元年であるけれども、実は、三年前の永徳二年三月十七日に四季部の奏覧をすませておって、序文には永徳二年三月二十八日の日附になっている。これはその直ぐ半月ばかり後、四月十一日に後円融院が譲位になり、後小松天皇が御即位されるので、御譲位前に奏覧した形をととのえるためであったと思われる。これが『新後拾遺和歌集』であった。
十四
以上は吉野朝時代に、京方で撰ばれた勅撰和歌集の全部である。そして、京極流の歌風に立つ『風雅集』と、二条流の歌風に立つ『新千載』『新拾遺』『新後拾遺』の三集とを比較して見ると、『風雅集』は為兼の『玉葉集』のつづきであり、他の三集は為世の『新後撰』『続千載』両集のつづきであるということがはっきりといえるのである。だからここにふたたび両系の歌風の比較論はするまでもない。ただここで唯一つ特に注意しないでいられない点は、両系をあわせて、自然観照の上に、他の時代とかなり異なる特色が出てきているということである。私はそれを一方は『風雅集』自体につき、一方は四天王の一人であり、事実上室町時代における二条流の元祖のようになった頓阿について触れて置きたいと思う。