Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

ひかりはかげを

光は影を

岸田 国士

Lisez 光は影を (ひかりはかげを) de 岸田 国士 (きしだくにお) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 138 262 caractères · 276 écrans

Aozora Bunko

まあ、そいつは、それだけの話だが、おれも、こう見えて、まだ精神的には童貞だぜ。うそじやねえ。女に縁がないつていうのは、このおれのこつた。どうも、つぎつぎに相手を変えるようだが、つまり、今のおれは、女房として、ある女性を心から求めている。その女性は、これまでに、こつちがひそかに想いを寄せたことのある二人の女性の延長なんだ。それでわかるだろう?」

南条己未男のこの述懐は、京野等志をついほおえませた。

「おれがわかつたつて、どうにもならないぜ、そいつは」

と、いくぶん突つぱねるように言うと、

「いや、ついでだからお前の耳にいれるだけの話で、いずれ、段どりはこのおれがつけるよ。もつとも、手遅れなら、こいつ、しかたがないが……」

そういうことがあつて、一週間ばかりたつたある日曜日の朝、南条己未男は、その叔父だという南条庄介なる人物を伴つて京野家を訪れた。

京野等志は、あいにく出掛けようとしているところだつた。

「いゝんだよ、今日はお前に用はないんだ。お父さんとお母さんに、ちよつとお目にかゝりたいんだ」

と、南条己未男は、平然として言つた。

「じや、ゆつくりしてけ。