Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
だいぼさつとうげ
大菩薩峠13
中里 介山
Lisez 大菩薩峠13 (だいぼさつとうげ) de 中里 介山 (なかざとかいざん) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 349 705 caractères · 678 écrans
ている、平常は隠して用いないが、いざとなれば奥の手を出して、いかなる敵にもおくれを取るものではない。
こういうことを言いましたけれども、米友はまたちゃらっぽこがはじまったという面をして取合わない。
とにかく、今度は、いかなる眼前に危険が迫ろうとも、友様、お前は手出しをしてくれるなよ、その代り、もうこれまでという時には、器量いっぱいの大声を挙げて、「友様、後生だから頼む!」と叫ぶから、その声を聞くまでは、じっと辛抱して見ているんだよ、もし道庵の口から後生だから頼む! の一言が出ねえうちに、お前が短気を起して、加勢なんぞしようものなら、もうその場限り親分子分の縁を切り、京大阪へも連れて行かねえし、その熊の子なんぞも取りあげてしまうから、よくよく心得ていてもらいてえ。
念を押して言うものだから、米友も何のちゃらっぽことは思いながらも、何か先生には先生だけの腹があるのだろう、いよいよという時、後生だから頼む! の一言を聞き届けた上で飛び出せばいいのだ、こう考えてしきりに頷きながら、旅立ちの仕度をする。
一方、道庵は、すべての用意を整えた上に、なお悠々と机に向って何かしている。