Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
かいきよんじゅうめんそう
怪奇四十面相/宇宙怪人
江戸川 乱歩
Lisez 怪奇四十面相/宇宙怪人 (かいきよんじゅうめんそう) de 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 182 581 caractères · 364 écrans
だいいち、あいつが、どの星からやってきたかということさえ、いくらたずねても、言わないのです。円盤の機械の秘密なども、これっぽっちも、おしえてはくれません。いくども、たずねると、こわい顔をして、おこりだすので、ぼくもあきらめてしまいました。
そんなふうに、せんぽうのことばが、すこしもわからなくて、どうして日本語を、おしえることができたかと言いますと、そこが星の世界ですね。じつに、便利な道具があるのです。ぼくはそれを魔法の鏡となづけたのですが、まったく魔法の鏡ですよ。見たところは、おぼんのような、まるい銀色の金属です。それを顔の前にもってくると、ふつうの鏡とちがって、顔はうつらないで、心がうつるのです。鏡をもっている人の、心に思っているものが、そのまま写真のように銀のおぼんの表面に、あらわれるのです。つまり、心の写真をうつすフィルムなんですね。どうしてうつるかというわけは、まったくわかりません。なにしろ、宇宙のどこにあるかわからない星の世界の科学です。地球の科学では、けんとうもつきません。魔法とでもいうほかはないのです。
たとえば、あいてが、ぼくの服を見て、それはなんというものだと、聞きたいときには、ぼくの服を心に思えばよいのです。