Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

かいきよんじゅうめんそう

怪奇四十面相/宇宙怪人

江戸川 乱歩

Lisez 怪奇四十面相/宇宙怪人 (かいきよんじゅうめんそう) de 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 182 581 caractères · 364 écrans

Aozora Bunko

百万人の目撃者

「どうしたんだい、平野君。そんなこわい顔して、ぼくをにらみつけて。」

「いえ、なんでもないんです。もういいんです。」

それは、むろん気のせいでした。北村さんは、いつものような、やさしい顔でニコニコ笑っているのでした。

百万人の目撃者

平野少年と北村さんが、そんな話をしてから、半月ほどのちの、ある土曜日の午後、平野少年は、おとうさんにつれられて、銀座に近い大きな映画館で、着色の漫画映画を見ました。そして、映画館を出たのは、夕がたの五時ごろでした。

すこし散歩しようというので、ふたりは銀座通りに出て新橋駅のほうへ歩いていきました。銀座通りのショウウインドウには、もう電灯がついて、ネオンの広告も、かがやいていましたが、空はまだ、うすあかるいのです。電灯のひかりと、空のあかるさが、ちょうど同じくらいという、あの、なんとなく、へんな気もちのする時間でした。すれちがう人のすがたが、ひどくぼんやりして、影のように感じられる、たそがれのひとときです。

銀座通りは、いつものように、たいへんな人通りでした。平野少年は、ウッカリすると、はぐれそうになるので、おとうさんの手を、しっかりにぎって、歩いていましたが、どういうわけか、ふと、空が見たくなりました。