Classiques japonais avec furigana
ja-reading.com
Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
かいきよんじゅうめんそう
怪奇四十面相/宇宙怪人
江戸川 乱歩
Lisez 怪奇四十面相/宇宙怪人 (かいきよんじゅうめんそう) de 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 182 581 caractères · 364 écrans
」
「それから、怪人をコンクリートのくらの中へ、とじこめたとき、怪人が消えうせたのも、きみの手品だったね。」
「そうです。窓の鉄棒をゆるめておいたのです。怪人はその鉄棒をはずして、窓から逃げたのです。逃げたあとで、ぼくはソッと、くらのうしろへ行って、鉄棒をもとのとおりにし、コンクリートのこわれたところへ、セメントを水にとかして、ぬっておきました。そして、上からゴミをかけて、新しいセメントに見えないようにしておいたのです。まさか、ぼくが怪人のみかただとは、だれも知らないものですから、この手品が、うまくいったのですよ。」
「よろしい。それでは、こんどはきみだ。きみは千葉県の保田の漁師だったね。ゆうべ、海の中で、なにをやったかいってごらん。」
明智のことばに、北村青年のとなりにいた、インド人のようにまっくろな男が答えた。
「そうです。わしはモグリの名人で、保田のきんぺんでは、わしにかなうものは、ひとりもいねえ。アマよりもモグリがうめえです。五分間ぐらいは、水の中にいてもへいきだ。ゆうべは、ある人にたんまりお礼をもらって、怪人の衣裳をつけて、海の底へもぐった。
そして、潜航艇におっかけられるまねをして、逃げてまわって見せたのです。