Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
たんていやわ
探偵夜話
岡本 綺堂
Lisez 探偵夜話 (たんていやわ) de 岡本 綺堂 (おかもときどう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 140 363 caractères · 277 écrans
その魚が飛んで来て、芸妓の横っ腹を突いたもんだから、芸妓もきっと死に物狂いになって、そこにある櫂を取って無茶苦茶に相手を撲ったに相違ない。そこで、魚はくちばしを叩き折られる。眼だまを突きつぶされる。そうしてとうとう死んでしまったんだろう。つまり芸妓とその魚と相討ちになったわけだね。」
「あの芸妓にそんな怖ろしい魚が殺せるでしょうか。」
「今もいう通り、こっちも死に物狂いだもの、眼だまか何かの急所をひどく突かれたので、さすがに魚も参ってしまったんだろう。そんなことがないとも言えない。」
「なんだか嘘のようですねえ。」
お島さんはなかなか得心しそうもなかった。彼女はあくまでも水沢さんが芸妓を殺したものと信じているのであった。お島さんばかりでなく、宿の者もみんなそう思っているらしかった。僕は一種の興味をもって、この事件の成り行きをうかがっていると、それから四、五日の間は、この町と近所の町とへかけて警察の探偵が大いに活動したらしかったが、どうも取り留めた材料を見付け出さないらしかった。そのうちに東京から高名の理学博士が出張して来た。
博士の鑑定によると、かの奇怪な魚は原名をジビアスといって、これを直訳すると剣魚とでもいうべきものである。