Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
たんていやわ
探偵夜話
岡本 綺堂
Lisez 探偵夜話 (たんていやわ) de 岡本 綺堂 (おかもときどう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 140 363 caractères · 277 écrans
有喜世新聞の話
一
僕が提出した蛔虫が証拠となって、結局その死体を解剖すると、気管の奥からも大きい蛔虫が発見されて、ここに一切の疑問が解決されることになったのだ。上原の喉の傷は、その前に好子に引っ掻かれたのか、あるいは本人が蛔虫を吐き出す苦しまぎれに自分で掻きむしったのか、どっちにしても死因がすでに判明した以上は深く穿索すべき問題でもあるまい。上原という男は可愛い女を置き去りにして、蛔虫と一緒に死のうとは、その一刹那まで夢にも思っていなかったろう。一寸さきは闇の世の中……むかしの人は巧いことを言ったよ。」
深田君は今更らしい嘆息をした。
有喜世新聞の話
一
S君は語る。
明治十五年――たしか五月ごろの事と記憶しているが、その当時発行の有喜世新聞にこういう雑報が掲載されていた。京橋築地の土佐堀では小鯔が多く捕れるというので、ある大工が夜網に行くと、すばらしい大鯔が網にかかった。それを近所の料理屋の寿美屋の料理番が七十五銭で買い取って、あくる朝すぐに庖丁を入れると、その鯔の腹のなかから手紙の状袋が出た。もちろん状袋は濡れていたが女文字で○之助様、ふでよりというだけは明らかに読まれた。