Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
しんしょたいこうき
新書太閤記
吉川 英治
Lisez 新書太閤記 (しんしょたいこうき) de 吉川 英治 (よしかわえいじ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 200 320 caractères · 398 écrans
建設好きなのである。信長が旧態を壊してゆくそばから、彼は新しいものを建ててゆく。信長の性格は、破壊によくあらわれ、秀吉の特性は、その建設好きによく出てくる。
「こんな大工事を起されて、信長公からお疑いをうけはしませんか」
官兵衛は心配した。信長の一面を知っているし、懲りていることもあるからである。が、秀吉は、
「だいじょうぶ――」
と、笑って、
「この城に、わしの母や妻子を入れさえしなければ。……わしの母や妻は長浜に置いてあるじゃないか」
と、いった。
「いかにも」
官兵衛もうなずいた。
「ところで、孝高。――足下は御著の城へ入って住め。幸いに、小寺政職が捨てて逃げたからそのあとへ」
「過分です」
「いや、お礼などは、却って、こちらが過分に存ずる。あの御著に住むには、なおなかなか骨が折れよう。――今もって、毛利に属する英賀城に三木通秋、山崎城に宇野祐清、朝水山城に宇野政頼など――あちこちに、うるさいのが、頑張っておる」
「お案じには及びません。その程度の、小城、山城などは、ひとつひとつ暇をみては、ふみ潰して参りますれば」
「――と存じて、御著に赴かれるようにたのみ申すのだ。