Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
うきぐも
浮雲
二葉亭 四迷
Lisez 浮雲 (うきぐも) de 二葉亭 四迷 (ふたばていしめい) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 112 980 caractères · 222 écrans
に成らずには置かぬ。哀むべし文三は竟に世にも怖ろしい悪棍と成り切ッた所へ、お勢は手に一部の女学雑誌を把持ち、立ながら読み読み坐舗へ這入て来て、チョイト昇に一礼したのみで嫣然ともせず、饒舌ながら母親が汲で出す茶碗を憚りとも言わずに受取りて、一口飲で下へ差措たまま、済まアし切ッて再復び読みさした雑誌を取り上げて眺め詰めた、昇と同席の時は何時でもこうで。
「トいう訳でツイそれなり鳧にしてしまいましたがネ、マア本田さん、貴君は何方が理屈だとお思なさる」
「それは勿論内海が悪い」
「そのまた悪い文三の肩を持ッてサ、私に喰ッて懸ッた者があると思召せ」
「アラ喰ッて懸りはしませんワ」
「喰ッて懸らなくッてサ……私はもうもう腹が立て腹が立て堪らなかッたけれども、何してもこの通り気が弱いシ、それに先には文三という荒神様が附てるからとても叶う事ちゃア無いとおもって、虫を殺ろして噤黙てましたがネ……」
「アラあんな虚言ばッかり言ッて」
「虚言じゃないワ真実だワ……マなんぼなんだッて呆れ返るじゃ有りませんか。ネー貴君、何処の国にか他人の肩を持ッてサ、シシババの世話をしてくれた現在の親に喰ッて懸るという者が有るもんですかネ。