Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

ちょうにんげんエックスごう

超人間X号

海野 十三

Lisez 超人間X号 (ちょうにんげんエックスごう) de 海野 十三 (うんのじゅうざ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 89 025 caractères · 178 écrans

Aozora Bunko

X号は鬼のように、頭髪を逆立てさせて、火花の息を吹きだした、

「そんなことをしてしまったら、きさまらだって生命はないぞ」

「もとよりそれはかくごのまえだ。X号よ。では永遠におさらばだよ」

博士の声は、ぷつりと切れた。しかしそれと同時に、その部屋の短波受信機は、次のようなことばを捕えたのだった。

「――武装警官隊に告ぐ、武装警官隊に告ぐ。三角岳研究所はまもなく、原子爆弾によって爆発する。三角岳から急速待避せよ。爆発は、あと十分後の予定、緊急待避せよ。緊急待避せよ――

もちろんX号も、原子爆弾の威力は十分に知っていた。いま、地下一階から七階までの工場で製造している原子爆弾と、その材料のウラニウムが、ぜんぶ一度に爆発したら、この研究所の建物は、あとかたもなく吹きとばされてしまうのだ。

「よし、残念だが、背に腹はかえられない。十分のあいだにここを逃げだして、再挙をはかることにしよう」

X号も、ついに最後のかくごをきめたのである。

「L19号、L19号」

X号はラウドスピーカーに向かってよびかけた。

「はい。ご用はなんですか」

「五分以内に、原子爆弾全部と、原料ウラニウムを、二十四階に運びあげろ」