Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

ja-reading.com

Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

ちょうにんげんエックスごう

超人間X号

海野 十三

Lisez 超人間X号 (ちょうにんげんエックスごう) de 海野 十三 (うんのじゅうざ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 89 025 caractères · 178 écrans

Aozora Bunko

X号おどろく

わっはっは」

機械人間はこういって、からからと笑った。なんとふしぎな機械人間ではないか。

「それでは先生、みなさん、こちらへ」

「いったい、君は何者なんだね」

サルの谷博士は、まだまだこの機械人間に気は許せないという様子であった。機械人間は、ふふふとふくみ笑いをすると、サルの耳に口をよせて、何かくしゃくしゃ、ささやいた。

「えッ、君はすると……」

「しッ、先生、大きな声を出しちゃいけませんよ。この建物の中では、何一つゆだんして物がいえないのですよ」

機械人間はこういって、じッとあたりの様子をうかがっているのだった。

X号おどろく

その翌朝、X号の谷博士は、大きなあくびをしながら、自分の部屋の寝台の上で目をさました。

「ああ、いい気持ちだった。ゆうべ電気をかけておいたおかげで久しぶりによく寝たが、これでせいせいしたわい」

こんなひとりごとをいって、博士は枕もとのボタンを押した。

扉がひらいて、一人の機械人間が、銀の盆の上に朝食をのせてあらわれた。バタートーストにスープに、ハムエッグスに、コーヒーに葡萄酒、どれもふつうの量の三倍から四倍もあった。

顔も洗わず、歯もみがかずに、X号がもりもりと、朝食をたべはじめた時である。