Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

ちょうにんげんエックスごう

超人間X号

海野 十三

Lisez 超人間X号 (ちょうにんげんエックスごう) de 海野 十三 (うんのじゅうざ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 89 025 caractères · 178 écrans

Aozora Bunko

妖怪博士

その夜、これが始めて役に立ったのである。

その望遠装置を通して、少年たちが見たものは何であったろうか。

それは身の毛もよだつような光景であった。谷博士がまっ裸となり、そして高圧電気の両極の間に逆さにぶらさがって、ものすごい放電を頭にあびせかけているのだった。博士の顔は、赤鬼のようになって輝き、頭髪は一本一本、針山のように逆立ち、博士の全身の筋肉は、蛇のむれのようにひくひくと痙攣しているのだった。

「あッ、おそろしい。ぼくは、もう見ていられないよ」

「なぜだろう。なぜあんなことをされているのだろう。だれが谷博士を、あんな目にあわせているのだろう」

少年たちには、この地獄のような光景が、どうして演ぜられているのか、見当がつかなかった。

妖怪博士

ところが、谷博士は何も悪者のために、こんな恐ろしい目にあわされているのではなかったのである。

広い実験室には、博士のほかに、人一人見えはしなかった。ただ一人の機械人間が、機械の前に立っていただけであった。

しかし、ふつうの人間ならば、百万ボルトの高圧電流を頭にあびては、一分、いや一秒でも、生きていられるはずはないのに、博士は平気で、にたにたと悪魔のような笑いを浮かべているではないか。