Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

ちょうにんげんエックスごう

超人間X号

海野 十三

Lisez 超人間X号 (ちょうにんげんエックスごう) de 海野 十三 (うんのじゅうざ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 89 025 caractères · 178 écrans

Aozora Bunko

X号の行方は

博士はマイクロホンに向かって、あの宣告を行ったのである。

「さあ、出発だ」

博士は始動装置のボタンを押した。ところが、機械の調子が少しへんなのか、航空船はなかなか飛びあがろうとはしなかった。

「おや、どうしたんだろう」

博士もさすがにあわてていた。あちらを直し、こちらをいじって、どうやら故障の原因はのみこめたようであったが、いざ出発となるまでには、七八分の時間がかかった。

「では出発」

博士はふたたびボタンを押した。それとともにこの三百トンのロケット航空船は、流星のように中天へ舞いあがったのだった。

X号の行方は

宇宙航空船は電光のように大空を横切って、まっすぐに上へあがって行く。博士の目の前のテレビジョン装置には、研究所や三角岳の建物が豆粒のように小さくうつったが、それもたちまち見えなくなって、関東平野がまるで地図のように、浮かびあがって来たのだった。

「先生、ものすごいスピードですね」

「ああ、あれが富士山ですか」

少年たちは、今までの命がけの冒険も忘れて、大陽気に、まるで遠足にでも行ったようにはしゃぎ立てていた。

ところが航空船は、だんだん速力を落とし、しまいにはぴったりととまってしまった。