Classiques japonais avec furigana
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めいしんかい
迷信解
井上 円了
Lisez 迷信解 (めいしんかい) de 井上 円了 (いのうええんりょう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 48 601 caractères · 96 écrans
この点より考えきたらば、宇宙万物のすべてが真怪なることが分かる。
かくのごとく論じきたりて、さらに事々物々の変々化々するありさまを見るに、人の生死、草木の栄枯はもちろん、雲の動き水の流るるまでも、みな不可思議となりて現る。もとより、これらの変化運動は物と力との関係より起こるに相違なきも、物の体も力の源もともに不可思議なれば、その変化運動も不可思議と称して差し支えない。ここにおいて、余は人の真怪の有無を問わるるに対し、日月星辰、山川草木ことごとく真怪なりといいて答えておる。かかる大怪に比すれば、狐狸、天狗、幽霊などは妖怪とするに足らぬものである。しかるに世人は、妖怪にあらざるものを指して妖怪とし、真に妖怪なるものを見て妖怪にあらずと思うは、実にその愚を笑わねばならぬ。ゆえに余は、妖怪研究の結果として、左の句をつづりて人に示しておる。
老狐幽霊非ス二怪物ニ一、清風明月是レ真怪。
(老狐、幽霊は怪物にあらず、清風明月、これ真怪なり)
これは余がひとり申すわけでなく、昔の人もすでに説いておる。その一人は新井白蛾という人である。白蛾の言に、「天地の間はみな怪なり、昼の明、夜の闇、冬の寒、夏の暑、雪と降り、雨と化し、雷風のさわがしく、潮の満干、常に目なれ聞きなれたれば、怪しとも思わず、まれにあることはみな、人これを怪しむ