Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
しゅうぶん
醜聞
山本 周五郎
Lisez 醜聞 (しゅうぶん) de 山本 周五郎 (やまもとしゅうごろう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 22 900 caractères · 46 écrans
内容こそ変っているが、いまのおれは苅田壮平と同じように怯えている。しかも罪を犯した者に逆手を取られてだ――だらしのないという点では、むしろ苅田のほうが男らしいではないか、と彼は自分に云った。
五日たち、七日たち、十日すぎても、さくらのあらわれるようすはないし、吾平らしい男も見かけなかった。功兵衛は決心して、横目付の堀三左衛門にあらましのことを語り、さくらと吾平を捜してくれるように頼んだ。堀は町奉行と連絡をとり、できるだけ早く捜しだそうと答えた。
そして三日めの夜、堀三左衛門が報告に来た。功兵衛は自分の居間へ招きいれ、火桶をあいだにして坐った。
「外はいい月夜です」と堀が云った、「まるでひるまのようですよ」
功兵衛は頷いただけであった。
「おたずねの女のいどころがわかりました」と堀は声を低くして云った、「伊勢屋ではなく、隣りの津田屋という木賃旅籠でした」
「隣りとはね、覚え違えたんだな」と功兵衛は云った、「それで女はどうしていました」
「死にました」
「死んだ」功兵衛は絶句した。
「十三日まえの晩、卒中だったそうです」
ではさのやで会ったすぐあとだな、と功兵衛は思った。