Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

ja-reading.com

Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

てっとうのかいじん

鉄塔の怪人/海底の魔術師

江戸川 乱歩

Lisez 鉄塔の怪人/海底の魔術師 (てっとうのかいじん) de 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) en japonais avec furigana. JLPT N3. Touchez un mot pour le sens.

N3 · intermédiaire · kanji et kana modernes · 160 770 caractères · 322 écrans

Aozora Bunko

「きさま、それを知っていて、なぜ、いままで、だまっていたのだ。なぜ、おれに、知らせなかったのだっ。」

「これには、わけがあるのです。あとで説明します。それより、ここはどうも、きゅうくつですね。もっと広いところへ出ましょう。」

「うん、すこしおくへ行けば、また広くなる。こっちへ、くるがいい。」

首領はそういって、さきにたって、からだをまげながら前にすすみます。十メートルも行くと、広い洞窟に出ました。

「さあ、ここなら、いいだろう。で、賢吉がハヤブサ丸へ逃げたとすると、さっき、おれが追っかけた子どもは、いったい何者だ?」

「明智小五郎の少年助手の小林です。」

「えっ、あれが小林だって?」

「そうですよ。賢吉では、とても、あんなに、すばしっこく働けませんからね。つまり、こういうわけです。明智小五郎は、小林と、マネキンの首と、ワラたばを持って、洞窟にしのびこんだのです。そして、ワラたばに賢吉の服をきせ、人形の首をすげて、ろうやのすみにすわらせておき、賢吉には漁師の子どもの着物を着せて、ハヤブサ丸へつれて帰った。そのあとで、小林が洞窟の中を走りまわって、賢吉がふたりになったように、見せかけたというわけです。