Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

おばけのしょうたい

おばけの正体

井上 円了

Lisez おばけの正体 (おばけのしょうたい) de 井上 円了 (いのうええんりょう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 74 925 caractères · 145 écrans

Aozora Bunko

第二五項 妖怪屋敷の実験談

これを探検したる話を聞くに、この木の両側に古土蔵あって、その間わずか六尺ばかりの空地に枝葉おおい茂り、なんとなく陰気に見ゆる所へ、その樹下のごみ箱の上に、なにものか毎夜怪しげなる食物を置き去る。ときによっては麦蕎粉菓子に丸麦二合を紙に包んで置き、あるいは小団子百二十個ずつ二包みとなし置くなどのことありし由。その原因は、古き銀杏に願を掛くると、その願が成就すという迷信が民間に伝わっているために、毎夜食物をそなうるものがあるので、それと誤り認めて幽霊沙汰が起こったとのことである。かく聞いてみれば一場の滑稽である。

第二五項 妖怪屋敷の実験談

都会には妖怪屋敷と申すものが多く、その家に住居すると病者や死人ができるから、避け嫌う風がことにはなはだしい。日本中にては東京に最も多いように思わる。余のこれまで取り調べたる妖怪屋敷を見るに、家屋の光線の取り方がよろしくなく、空気の流通が悪くして、室内は薄暗く、陰気に感ずる家に多い。しからざれば低地湿地の家に多いが、その他にも種々の事情あって、妖怪屋敷の評判が立ってくる。その一例として、ある人の実験談を話しましょうが、その人は東京の化け物屋敷と唱えらるる家に住せしことがある。