Classiques japonais avec furigana
ja-reading.com
Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
ちいさこべ
ちいさこべ
山本 周五郎
Lisez ちいさこべ de 山本 周五郎 (やまもとしゅうごろう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 33 480 caractères · 67 écrans
そうあやまっていると、徳二郎が遮った。
「棟梁のおめえにあやまられてもしようがない」と徳二郎は云った、「おめえの子というわけじゃあなし、それに一度や二度じゃあないらしいんだ、こういうがきはたちが悪くっていけねえから、おらあもう自身番に任せることにしたんだ」
茂次は平助に振向いて、「子供を放せ」と云った。重吉を捉まえていた平助は、困ったように徳二郎を見た。茂次はまた「放せ」と云い、平助が手を放すと、おりつに「あっちへ伴れてゆけ」と云った。重吉は泣きじゃくりをしながら、おりつといっしょに奥へ去り、上り框に蜜柑が二つ残った。
「いま誰かぬすっとって云ったな」と茂次は三人の顔を見比べた、「――誰だ」
平助が口の中で不明瞭になにか呟いた。自分が云ったというのであろう、茂次は彼を無視して徳二郎を見た。
「おい徳さん、おめえいまこういうがきはたちが悪いと云ったが、子供はみんな同じこったぜ」と茂次はつかえつかえ云った、「おれだって小さいじぶんには、火鉢の抽出からおふくろの小銭をくすねたことがある、土堤前にあった絵草紙屋の店で絵本をぬすんだこともあった、大なり小なり、なかまはたいてえやった、おめえだってそんな覚えが二度や三度ねえこたあねえだろう、それとも忘れてるんなら、おれが思いださせてやってもいいぜ、どうだ、そんなことは一度