Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
ひかりはかげを
光は影を
岸田 国士
Lisez 光は影を (ひかりはかげを) de 岸田 国士 (きしだくにお) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 138 262 caractères · 276 écrans
結局、喧嘩して飛び出すことになるのさ。いゝじやないか、僕ひとりのことは僕自身で考えるんだから……。おふくろに同情して、こんな陰鬱な生活に一日でもしばりつけられているのは、まつぴらだ」
「なるほど、この家の生活は、健康ではない。しかし、どんな明朗な生活が、外で君を待つているか知らんが、他愛のないイリュージョンだけは警戒したまえ。ともかく、なににでもぶつかつてみることだ。それは賛成だ。アルバイトの口は、ちやんとあるのかい」
「…………」
「それも、答える必要なしか。よろしい。いよいよ、君は、われわれと戦闘開始のつもりだね。但し、断つとくが、おれは、君を敵とみるつもりはないよ。一方的宣戦布告というのは、どういうことかね。それだけのことを頭において、自由行動をとるさ」
「余計なこと、しやべらないでほしいな。みんなピントが外れてらあ」
そう言い放つたと思うと、深志は、夜具を引出して、さつさと横になつた。
等志は、ひとりでに苦笑が浮んだ。むかつとして思わず相手をにらみつけたとたん、腹の底からおかしさがこみあげて来たのである。七年間別れているあいだに、彼は、弟の姿を見失つてしまつた。