Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

じゅうにしこう

十二支考(上)〔全2冊〕

南方 熊楠

Lisez 十二支考(上)〔全2冊〕 (じゅうにしこう) de 南方 熊楠 (みなかたくまぐす) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 290 735 caractères · 566 écrans

Aozora Bunko

それを聞いて駒また妻の双足を舐り跪くと妻も可愛く思う。駒は起ちてあるいは固まりあるいはいまだ固まらぬ諸多の瓦器の間を行き旋るに一つも損ぜず。珍しく気の付いた駒と妻が感じ居る。この時瓦師土を取りに出ると駒随い行き、その土を袋に満ててしまうを見て背を低くす。袋を載せると負うて宅へ還る。因ってこれを留め糠に胡麻滓を和ぜて飼い置いた。

その頃婆羅尼斯の梵授王一の智馬を有したので他国賓服した。しかるにその馬死んだと聞き他国より使来り、王今我国へ税を払え、払わずば城より外出を許さぬ、外出したら縛って将れ行くという。王聞きて税を払わず外出せなんだ。時に販馬商人北方より馬多く伴れ来た。王大臣に告うたは、我智馬の力に由って勝ち来ったに、馬死んでより他に侮られ外出さえ出来ぬ、何所かに智馬がないか捜して来いと。大臣相馬人を伴れ、捜せど見当らず。かれこれする内かの牝馬を見て、相馬人これこそ智馬を生んだはずだといった。大臣馬主に問うて、その牝馬が産んだ駒は瓦師方にありと知り、人を使して車牛と換えんというも応ぜず、使は空しく還る。智馬は畜類だが知識人に過ぎ、能く臨機応変しまた人と語る。