Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

なんごくたいへいき

南国太平記

直木 三十五

Lisez 南国太平記 (なんごくたいへいき) de 直木 三十五 (なおきさんじゅうご) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 493 291 caractères · 991 écrans

Aozora Bunko

あはははは」

久光は、懐へ手を入れて、書付を出して来た。

「読み上げます」

私領琉球国へ滞留罷在候異国人共之儀に付而者、追々被仰達候御趣旨之旨、相心得致指揮、仏蘭西人者、無異議引払、英国人は未だ滞留いたし居候得共、国中一統人気も平常に帰し――

「わしの禀申書ではないか」

「はい」

「それが、何うした?」

「父上、その禀申書に、書いてござります、琉球国無事安穏のことは、悉く、偽りと、幕府要路へ知れておりまするぞ。今一通――島津将曹の分――」

久光が、読みかけると

「判っている」

久光は、又、懐へ手を入れて

「今一通――これは――」

と、云って、紙を、披げると

「島津豊後と、末川近江より、石見宛の書面、これも、阿部伊勢の手に入っております」

「誰が、左様の密書を――」

「判りませぬ」

久光は、口早にいって、頭を振ると

「読み上げましょう」

と、鋭く云った。

去年十一月七日、英国船一艘、那覇へ来着、彼国軍機大臣より、更に有無之品、致交易度趣之書状持越、又者右船乗頭よりも、同様交易筋之儀申聞候に付、去午年、仏国大総兵交着之節、和好交易等相断候趣を以て――

「誰から、左様の物を手に入れた」