Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

だいぼさつとうげ

大菩薩峠13

中里 介山

Lisez 大菩薩峠13 (だいぼさつとうげ) de 中里 介山 (なかざとかいざん) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 349 705 caractères · 678 écrans

Aozora Bunko

どちらも尊いが、自分だけが、どちらにも一方になりきれないことを、またひとしお悲しく思われないでもありません。

こうしてムクの歩み行く方向を見ると、暗い中でも物を見るに慣らされた眼が、ハッキリと、自分のこしらえた生田の森の塀と、それから築き出した逆茂木へと続いて行きました。

今までこみ上げて来た感情のために、それがうつらなかった。人がいる、人がいる。先日来、大挙して騒々しく示威運動を海辺で試みていたのが、この二三日、ぱったり止まったのもおかしいと思った。見れば、自分が引いたその逆茂木の下を、幾多の人間が腹這いになっている、それからあの石垣のところにも、たしかに人がぴったりひっついている。

おお、おお、一人や二人の人じゃない、ほとんど物蔭という物蔭には、みんな人がへばりついて忍んでいる。ああ、今晩、合図を待って、一度に攻め寄せる手筈になっているのだ。

それを気取った時に七兵衛は、駒井に注進をしようとあわただしく窓の戸をとざす瞬間、下で轟然たる音がすると共に、その戸をめざして一つの火の玉が飛んで来ました。

火の玉というよりほかはない、七兵衛は危なく身をかわしたけれども、火の玉は室内へ落ちてパッと燃えひろがりました。