Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
へいぼん
平凡・私は懐疑派だ
二葉亭 四迷
Lisez 平凡・私は懐疑派だ (へいぼん) de 二葉亭 四迷 (ふたばていしめい) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 81 548 caractères · 161 écrans
「は……不知気が附きませんで……」
「それから、も一つ言うて置きたいのは我々の呼方じゃ。もう君の年配では伯父さん伯母さんでは可笑しい。これは東京の習慣通り、矢張私の事は先生と言うたら好かろう。先生、此方が御面会を願われます、先生、お使に行って参りましょう――一向可笑しゅうない。先生というて貰おう。」
「は、承知しました。」
「で、私を先生という日になると、勢い家内の事は奥さんと言わんと権衡が取れん。先生に対する奥さんじゃ。な、私が先生、家内が奥さん、――宜しいか?」
「は、承知しました。」
これで一通り訓戒が済んで、後は自慢話になった。先生も法律は晩学で、最初は如何にも辛かったが、その辛いのを辛抱したお蔭で、今日では内務の一等属、何とかの係長たることを得たのだという話を長々と聴かされて、私は痺が切れて、耐え切れなくなって、泣出しそうだった。
辛と放免されて、暗黒を手探りで長四畳へ帰って来ると、下女が薄暗い豆ランプを持って来て、お前さん床を敷ったら忘れずに消すのですよと、朋輩にでも言うように、粗率に言置いて行って了った。
国を出る時、此家の伯父さんの先生は、昔困っていた時、家で散々世話をして遣った人だから、悪いようにはして呉れまいと、父は言った。