Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

しきぶこうじ

式部小路

泉 鏡花

Lisez 式部小路 (しきぶこうじ) de 泉 鏡花 (いずみきょうか) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 74 847 caractères · 149 écrans

Aozora Bunko

此奴もう黒焼けかと思うと、そうじゃないんで、そら通れますまい、構わず踏んで、飛び上った人があったそうです。

すると、しゃッきりと起きました。

(や、なぐり込みに来やがったな、さ、殺せ、)というと、椅子を取って引立てて、脚を掴んでぐンと揮った。一番乗りの火がかりは、水はなし、続く者なし、火の玉は突立ったり、この時、戸が開いたのと、人あおりで、それまで、火で描いた遠見の山のようだった。蒸焼のあたり一面、めらめらとこう掌をあけたように炎になったから、わッというと、うしろ飛びに退っちまったそうですよ。

(来やがれ、此奴等、一足でも寄って見ろ。)

と炎を脊負って、突立って椅子をぐるぐるとまわすんですっさ。

何でも小石川の床店の組合が、殺みに来たと思ったんだそうで、奴は寝耳で夢中でさ、その癖、燃えてる火のあかりで、ぼんやり詰めかけてる人形が認えたんでしょう。煙が目口へ入るのも、何の事はありません、咽喉を締められるんだぐらいに思ったそうでね。

あとで聞いたら、大勢につかまって焼殺される夢を見ていた処ですって、そうでしょう。寝返に七輪を蹴倒して、それから燃え出して、裾へうつる時分に、熱いから土間へころがって、腹を冷していたんだそうで。