Classiques japonais avec furigana
ja-reading.com
Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
かいきよんじゅうめんそう
怪奇四十面相/宇宙怪人
江戸川 乱歩
Lisez 怪奇四十面相/宇宙怪人 (かいきよんじゅうめんそう) de 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 182 581 caractères · 364 écrans
なにも、こわいものなんか、いやしないよ。」
「いたわ、お化けが……。」
「エッ、お化けが? どこにさ。」
「地下室よ。」
「なんだって? おまえ、地下室へ行ったのか。地下室で、なんか見たのか。」
大きなメガネのなかで、博士の目がギラギラと光りました。そして、おそろしい顔で、少女をにらみつけているのです。
少女は、ハッとしたように、口をつぐみました。さっき小林君に言われたことを、思いだしたからです。あのことをおとうさまに言えば、おそろしい骸骨が、またやってくるにちがいないと、思ったからです。
「地下室で、なんだか音がしたの。」
「それだけかい。おまえ、地下室へ行ったんじゃないのかい。」
「行ったんじゃないわ。こわいんですもの。」
それを聞くと、博士は、やっと安心したように、目をほそくして、にこにこ笑いだしました。
「いい子だ、いい子だ。もう、けっして、ひとりぼっちにしないからね。ごめんよ。さあ、おとうさまが、おもしろいお話をしてあげよう。ひざの上におのり。」
「ええ、おもしろいのよ。こわいお話はいやよ。」
少女は、父のひざに腰かけて、あまえるように言うのでした。
第四の骸骨