Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

にっき

日記

宮本 百合子

Lisez 日記 (にっき) de 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) en japonais avec furigana. JLPT N3. Touchez un mot pour le sens.

N3 · intermédiaire · kanji et kana modernes · 40 068 caractères · 81 écrans

Aozora Bunko

十二月十六日

そのまま出てしまう。八日一つ車に寝起きした男と、このようなことで別れ、自分一種の悲しみを感じた。

ボリシャーア・モスコウスカヤに部屋なし。秋田さんの居るパッサージというのにゆく。入口狭く、玄関、いきなり階段。米川さんの部屋へ当分居候をさせられた。夜やっと小一部屋一つあって大いにたすかった。小ざっぱりして、いい。

十二月十六日(金曜)

モスクワへ来て見ると、本土の中心で生活しているロシア人は、やはり大きく、ゆったりしたところのあることを感じ、愉快だ。働いて居る女にしろ、食堂の男にしろ、ハルビンのロシアの人とは大分違う。

この部屋は小さく、窮屈ではあるが、モデルンのように、南京虫の心配なし。

○風邪急に気管支まで侵入したと見え、しきり、末期の息のような音を出す。胸と背中を湿布し、一日ホテルにとじこもる。

○夜食堂へ行ったら、アンズのような頬の感じの若い女の人盛に喋って居た。珍笑子という日本名のあるチタの人、日本語がコンラッドの仕込みでなかなか達者。これから私共の先生になってくれる由。ガウズネル、米川、秋田、鳴海さん達を迎えに来た。エスキモー風の白茶まじりのしゃれた毛皮外套に帽子をつけて居た。