Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

かはくれいじょう

河伯令嬢

泉 鏡花

Lisez 河伯令嬢 (かはくれいじょう) de 泉 鏡花 (いずみきょうか) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 33 763 caractères · 68 écrans

Aozora Bunko

三

磯端で、日くれ方、ちょっと釣をすると、はちめ(甘鯛の子)、阿羅魚、鰈が見る見るうちに、……などは羨しい。

七日ばかり居たのです。

これまでは、内浦で、それからは半島の真中を間道越に横切って、――輪島街道。あの外浦を加賀へ帰ろうという段取になると、路が嶮くって馬が立たない。駕籠は……四本竹に板を渡したほどなのがあるにはある、けれども、田植時で舁き手がない。……大庄屋の家の屈強な若いものが、荷物と案内を兼ねて、そこでおかしいのは、(遣りきれなくなったら負さりたまえ。)と云う俳友の深切です。出発の朝、空模様が悪いのを見て、雨が降ったら途中から必ず引返せ、と心づけています。道は余程難儀らしい……」

小山夏吉は、炬燵蒲団を指で辿りつつ言った。

三

読者よ、小山夏吉は続けて言う。

「何、私の大笹どまりの旅行なぞ、七尾行の汽車で、羽咋で下りて、一の宮の気多神社に参詣を済ませましてから、外浦へ出たまでの事ですが、それだって、線路を半道離れますと、車も、馬も、もう思うようには行きません。あれを、柴垣、谷、大島、と伝って、高浜で泊るつもりの処を、鉱泉があると聞いて、大笹へ入ったので。