Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
うきぐも
浮雲
二葉亭 四迷
Lisez 浮雲 (うきぐも) de 二葉亭 四迷 (ふたばていしめい) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 112 980 caractères · 222 écrans
櫛巻きとかいうものに髪を取上げて、小弁慶の糸織の袷衣と養老の浴衣とを重ねた奴を素肌に着て、黒繻子と八段の腹合わせの帯をヒッカケに結び、微酔機嫌の啣楊枝でいびつに坐ッていたのはお政で。文三の挨拶するを見て、
「ハイ只今、大層遅かッたろうネ」
「全体今日は何方へ」
「今日はネ、須賀町から三筋町へ廻わろうと思ッて家を出たんだアネ。そうするとネ、須賀町へ往ッたらツイ近所に、あれはエート芸人……なんとか言ッたッけ、芸人……」
「親睦会」
「それそれその親睦会が有るから一所に往こうッてネお浜さんが勧めきるんサ。私は新富座か二丁目ならともかくも、そんな珍木会とか親睦会とかいう者なんざア七里々けぱいだけれども、お勢……ウーイプー……お勢が往たいというもんだから仕様事なしのお交際で往て見たがネ、思ッたよりはサ。私はまた親睦会というから大方演じゅつ会のような種のもんかしらとおもったら、なアにやっぱり品の好い寄席だネ。此度文さんも往ッて御覧な、木戸は五十銭だヨ」
「ハアそうですか、それでは孰れまた」
説話が些し断絶れる。文三は肚の裏に「おなじ言うのならお勢の居ない時だ、チョッ今言ッてしまおう」