Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

うきぐも

浮雲

二葉亭 四迷

Lisez 浮雲 (うきぐも) de 二葉亭 四迷 (ふたばていしめい) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 112 980 caractères · 222 écrans

Aozora Bunko

「アッ失策ッた、不意を討たれた。ヤどうもおそろ感心、手は二本きりかと思ッたらこれだもの、油断も隙もなりゃしない」

「それにあの嬢も、オホホホ何だと見えて、お辞儀する度に顔を真赤にして、オホホホホホ」

「トたたみかけて意地目つけるネ、よろしい、覚えてお出でなさい」

「だッて実際の事ですもの」

「シカシあの娘が幾程美しいと云ッたッても、何処かの人にゃア……とても……」

「アラ、よう御座んすよ」

「だッて実際の事ですもの」

「オホホホ直ぐ復讐して」

「真に戯談は除けて……」

ト言懸ける折しも、官員風の男が十ばかりになる女の子の手を引いて来蒐ッて、両人の容子を不思議そうにジロジロ視ながら行過ぎてしまッた。昇は再び言葉を続いで、

「戯談は除けて、幾程美しいと云ッたッてあんな娘にゃア、先方もそうだろうけれども此方も気が無い」

「気が無いから横目なんぞ遣いはなさらなかッたのネー」

「マアサお聞きなさい。あの娘ばかりには限らない、どんな美しいのを視たッても気移りはしない。我輩には『アイドル』(本尊)が一人有るから」

「オヤそう、それはお芽出度う」

「ところが一向お芽出度く無い事サ、所謂鮑の片思いでネ。