Classiques japonais avec furigana
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ししまいざっこう
獅子舞雑考
中山 太郎
Lisez 獅子舞雑考 (ししまいざっこう) de 中山 太郎 (なかやまたろう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 8 092 caractères · 16 écrans
私は、支那から渡来した獅子舞の目的は(伎楽としての目的はしばらく別問題として)、葬儀に際して疎び荒び来る死の凶霊を、百獣の王である獅子の威光によって、払い除ける呪力あるものとして、用いたのに始まると考えている。ここで少しく筆路が脱線するが、私にこうした、考えを懐かせた支那の文献について、一瞥を投じて見たいと思うのである。即ち「中華全国民俗志」(下篇巻二)、山東省喪礼の条に、左の如き記事が載せてある。
殯期至、親及最契之友、送獅豹、獅豹者、用花毯作身、木作首尾、一人裏於其中、開弔時、列於大門左右、及啓霊、獅豹先入於霊前舞踏、喪家先備制銭一千或両千、置於霊几、舞踏畢、臥干旁、従腹中出小獅討喜銭、即攫几前銭而去、間有用数人、仮戯場衣冠、於獅豹舞畢、演戯一折、然後啓霊、此等郷間皆親友為之、城市有用貧者、
この記事によれば、山東省(往古の呉国の在りしところで、我国と最も深い通商関係を有していた国である)では、死人があると、その親族や友人が、獅子を作って送り、霊を啓くに先だち、棺前で舞踏するのであるが、その目的が、凶霊を退ける信仰に由来していることは明白である。