Classiques japonais avec furigana
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ししまいざっこう
獅子舞雑考
中山 太郎
Lisez 獅子舞雑考 (ししまいざっこう) de 中山 太郎 (なかやまたろう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 8 092 caractères · 16 écrans
五、鹿踊と獅子舞との区別は何か
と云うているけれども、実際には角のある獅子が、狛犬の代理をしているのも、決して珍しくない。こうした混雑は、獅子と狛犬とを同視するまでになり、その結果は獅子頭に角をはやすまでになったものではあるまいかとも、考えられるのである。
五、鹿踊と獅子舞との区別は何か
我が固有の鹿舞に、支那の獅子舞が附会習合された事は、柳田先生の説かれた如くであるが、さて、鹿舞と獅子舞との区別を、角の有無で判定するよりは、一人獅子(俗に立ち獅子と云い、一人にて獅子頭を被るもの)と二人獅子(頭と尾とに一人ずつ二人入るもの)とによって、区別したならば如何なものかと思われる。換言すれば一人立は固有の鹿舞系のものであって、二人立は獅子舞系のものと見るのである。勿論、これには舞踊の変遷ということを、考えなければならぬが、大体においてこう見る事が、出来はしないかと思うている。私は鹿踊というものは、僅に二つしか見たことがないので、余り口綺麗なことも言えぬけれども、伊予の宇和島の八ツ鹿踊(大正十三年に東京に来た事がある)と、摂津の多田村の多田神社の鹿踊(今では南無手踊というている)とだけであるが、この二つは、双方とも一人の青年が、鹿踊を遣るものであって、鹿踊に二人立はないように思われる。