Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

ちょうにんげんエックスごう

超人間X号

海野 十三

Lisez 超人間X号 (ちょうにんげんエックスごう) de 海野 十三 (うんのじゅうざ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 89 025 caractères · 178 écrans

Aozora Bunko

あわてて地図をひろげて探したが、地図と現在の位置とが合わない。すっかり心細くなってしまった。太陽もだいぶん下へさがっている。へたをすれば、この山の中に野宿しなくてはならない。

「困ったねえ、どこへ迷いこんだのだろう」

と、山田君がなげいた。

「もう研究所の塔が見えていいはずなんだが、さっぱり見えやしないよ。いったい、どっちへ行ったら三角岳の研究所へ出られるんだか、どうしたら知れるだろうね」

「さあ、分からないねえ」

二人が困りきって、ともにしぶい顔になったとき、どこからか、人の声が聞こえた。

「もしもし、あなたがたは三角岳の研究所へいらっしゃるんですか」

それは美しく澄みきった若い女の声であった。二人は顔を見あわせた。

「だれかが、ぼくたちに話しかけたじゃないか。だれだろう。どこにいるんだろう」

「ぼくも声は聞いたが、あたりには、ぼくたち二人きりで、ほかにだれもいないじゃないか」

「じゃあ、気のせいかな。だれかに道を教えてもらいたいと思うものだから、村の人の声が聞こえたように思ったのかしらん」

「それにちがいない」

すると、再びその美しい澄みきった女の声が聞こえた。