Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

ちょうにんげんエックスごう

超人間X号

海野 十三

Lisez 超人間X号 (ちょうにんげんエックスごう) de 海野 十三 (うんのじゅうざ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 89 025 caractères · 178 écrans

Aozora Bunko

「先生、どうしたんですか」

「とまっては、ついらくしやしませんか」

少年たちはとたんに顔色をかえたが、博士は一向に平気だった。

「大丈夫だよ。速力ならいくらでも出せるが、いまは重力による落下速度とつりあったスピードを出しているから、あがりもしないし、落ちもしないんだよ。これから少し研究所の方へひっかえして、爆撃にうつるとしようか」

高度計の針はその時、二万五千メートルを示していた。しかし内部は完全に暖房されているから寒くもないし、酸素が十分に供給されているから、呼吸もちっとも困難ではないし、高速で飛行する時、機体に生ずる大気とのまさつ熱も、完全に冷却されていた。

一万、九千、八千、六千、四千、三千、二千五百、二千。

高度計の針はぐんぐんとくだりはじめ、ふたたびテレビジョンのスクリーンの上には、三角岳と研究所の建物がうつりはじめた。

「先生、千五百メートルですよ」

「よし、では原子爆弾を投下しよう」

博士は、右手のハンドルを廻した。

一秒……二秒……三秒……

息づまるような時間がすぎたと思うと、研究所の建物は大爆発をおこし、むくむくとした爆煙が、三角岳をおおいかくした。