Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

ちょうにんげんエックスごう

超人間X号

海野 十三

Lisez 超人間X号 (ちょうにんげんエックスごう) de 海野 十三 (うんのじゅうざ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 89 025 caractères · 178 écrans

Aozora Bunko

しかるに、そのとき、山形警部の押しこめられている函の、上部についている高声器から、はっきりした声がとびだした。

「それには二つの欠陥がある。一つは、研究ノートにまだくわしく書きいれてないが、その人造人間に高圧電気で電撃をあたえることが必要なのだ。それがために、この研究所には百万ボルトの高圧変圧器があるが、百万ボルトでは十分効果をあげない場合がある。もっともいい方法は、落雷の高圧電気を利用することだ。しかしいつでも雷雲が近くにあるわけではないから、おいそれとすぐにはまにあわない場合がある。もう一つの欠点は、人造人間の脳髄を作る研究がなかなかむずかしいことだ。百個作っても五個しか成功しない。だからむしろほんとうの人間の脳髄を移植する方がらくである。おそらくこんど造った人造人間の脳も失敗作なのであろう」

谷博士の頭の中に浮かんだ考えが、そのまま山形警部の声になって、部屋中にひびきわたった。

X号はよろこんだ。谷博士は、くやしがって歯がみをし、身もだえして、椅子をがたがたいわせた。

そんなことで、X号は手をひかえるようなことはなかった。つぎの質問に移っていった。