Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
ぜにがたへいじとりものひかえ
銭形平次捕物控 鬼の面
野村 胡堂
Lisez 銭形平次捕物控 鬼の面 (ぜにがたへいじとりものひかえ) de 野村 胡堂 (のむらこどう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 130 082 caractères · 257 écrans
手伝ってくれたのは、養子の与茂吉と、下男の幹助の二人、一人は二十三の青白い若旦那型で、一人は赤黒い三十男、一人は弁舌の達者な、感じの滑らかな人間で、一人は無口で丈夫そうで、眼鼻立までがっちりした男、面白い対照です。
その騒ぎの中に、見廻り同心、打村小右衛門が、検死に立ち会いましたが、銭形平次の顔を見ると、
「拙者は外にも用事がある。万事よきように」
と平次と町役人に任せて引揚げてしまいました。
平次はその寄託は無くとも、事件の異様な形相に興味を持ったらしく、恐ろしい熱心さで調べ始めます。
死骸の懐中には、腹巻に突っ込んで、匕首が一と口、肌守りと煙草入と、その煙草入の中に、小粒が三つ四つ、外には持ち物もなく、素より誰がこんな恐ろしいことをやったのか、手掛りらしいものは一つもありません。
塀と母屋の間は僅かに一間半ほど、庇の端から塀の上へは六尺ほどしか離れて居ません。下は滑らかに苔蒸して、足跡もよくは見えず、三之助の死骸の引っ掛って居る忍び返しと相対するのは、二階の窓の格子で、その中が娘のお艶の部屋になって居るのは、何んかの暗示がありそうです。
「親分、あの庇に登って居るところを突き飛ばすと、一寸忍び返しの上に落ちはしませんか」